作品紹介
不遇の皇子八宮の一生から説き起こされた続編「宇治十帖」の幕開けです。光源氏の弟八宮は政治的に不遇で、北の方も失い、都の邸も火事で失って宇治の別荘に残された娘二人と住んでいました。その八宮のもとに、薫が仏道修行のためにしきりと訪れるようになったのです。薫はふとしたことで八宮の二人の姫君が音楽を合奏しているところを覗き見、彼女たちに惹かれてしまいます。さらにこの邸には薫の出生の秘密を知り、柏木の遺言を所持する弁君もいることを知らされると、その秘密を守るためにも、姫君たちの一人を妻としたいと考え始めます。特に考え深い大君に惹かれた薫は、大君との結婚を夢見て、以前よりも頻繁に宇治を訪れ始めます。
※劇場で配布されたオリジナルテキストもPDFで配信しております。サイトもしくはアプリからダウンロードの上ご利用ください。
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