作品紹介
柏木の遺言を受けた夕霧は光源氏にその内容を確かめてみたいと思いながら、その勇気もなく時を過ごしていましたが、ふとしたきっかけで、亡き柏木が夢枕に立って自分の子への執念を語りかけるのを聞きます。柏木未亡人の母一条御息所にもらった柏木遺愛の笛を吹きながらうたたねをした時のことでした。その笛を遺したい人は他にいると聞いて夕霧が思ったのは女三宮が産んだ薫のことでした。六条院でようすを窺い、ついに薫の顔を見た夕霧はその柏木そっくりであることに驚きます。夢の話を聞いた光源氏は、さしたる動揺も見せず、思うところがあると言ってその笛を預かってしまいましたが、本当の持ち主は誰か気になるところでありました。
※劇場で配布されたオリジナルテキストもPDFで配信しております。サイトもしくはアプリからダウンロードの上ご利用ください。
※劇場で配布されたオリジナルテキストもPDFで配信しております。サイトもしくはアプリからダウンロードの上ご利用ください。
新着作品
週間総合ランキング
読み込み中...