犬養孝「万葉集」 山部赤人/赤人美の世界
ナレーター犬養孝
再生時間 01:16:08
添付資料 なし
販売開始日 2019/7/5
トラック数 6
購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)
作品紹介
甦る、伝説の名講演
犬養孝「万葉集」
山部赤人/赤人美の世界
【作品概要】
新元号「令和」は、有史以来初めて、漢籍ではなく国書『万葉集』に原典を求め、8世紀の歌人、大伴旅人が詠んだ「梅花の宴の序」が典拠です。
本コンテンツは、万葉学者・犬養孝先生(1907~1998)が残された、膨大な講演記録の中から、万葉第三期のすぐれた個性的歌人の一人で「自然詩人」ともいわれる山部赤人の「赤人美の世界」を抽出いたしました。
【作品内容】
聖武天皇(在位724~749)の時代、万葉の世界に個性豊かな花々が咲き揃いました。山上億良、大伴旅人、高橋虫麻呂…、そして山部赤人。中でも赤人は、現実の生活には背を向けて、ひたすら自然美に情熱をいだく、美意識の最も高い人といわれています。しかし短歌が絶唱されているのに対し、長歌はあまり評価されていないようです。犬養先生は13首ある赤人の長歌をもとに、彼の長歌と反歌の関係、その魅力を紐解きながら、私たちを“赤人美”の世界へと誘います。
長歌
あぢさはふ 妹が目かれて しきたへの 枕もまかず 桜皮まき 作れる舟に 真楫貫き
わがこぎ来れば 淡路の 野島も過ぎ 印南つま 辛荷の島の 島の際ゆ 吾宅を見れば
青山の 其処とも見えず白雲も 千重になり来ぬ こぎ廻むる 浦のことごと 往き隠る
島の崎崎 隈も置かず 思ひぞわが来る 旅の日長み
反歌三首
玉藻刈る 辛荷の島に 島廻する 鵜にしもあれや 家思はざらむ
島隠れ わがこぎ来れば ともしかも 大和へ上る 真熊野の船
風吹けば 波か立たむと 伺候に 都太の細江に 浦隠りをり
犬養孝「万葉集」
山部赤人/赤人美の世界
【作品概要】
新元号「令和」は、有史以来初めて、漢籍ではなく国書『万葉集』に原典を求め、8世紀の歌人、大伴旅人が詠んだ「梅花の宴の序」が典拠です。
本コンテンツは、万葉学者・犬養孝先生(1907~1998)が残された、膨大な講演記録の中から、万葉第三期のすぐれた個性的歌人の一人で「自然詩人」ともいわれる山部赤人の「赤人美の世界」を抽出いたしました。
【作品内容】
聖武天皇(在位724~749)の時代、万葉の世界に個性豊かな花々が咲き揃いました。山上億良、大伴旅人、高橋虫麻呂…、そして山部赤人。中でも赤人は、現実の生活には背を向けて、ひたすら自然美に情熱をいだく、美意識の最も高い人といわれています。しかし短歌が絶唱されているのに対し、長歌はあまり評価されていないようです。犬養先生は13首ある赤人の長歌をもとに、彼の長歌と反歌の関係、その魅力を紐解きながら、私たちを“赤人美”の世界へと誘います。
長歌
あぢさはふ 妹が目かれて しきたへの 枕もまかず 桜皮まき 作れる舟に 真楫貫き
わがこぎ来れば 淡路の 野島も過ぎ 印南つま 辛荷の島の 島の際ゆ 吾宅を見れば
青山の 其処とも見えず白雲も 千重になり来ぬ こぎ廻むる 浦のことごと 往き隠る
島の崎崎 隈も置かず 思ひぞわが来る 旅の日長み
反歌三首
玉藻刈る 辛荷の島に 島廻する 鵜にしもあれや 家思はざらむ
島隠れ わがこぎ来れば ともしかも 大和へ上る 真熊野の船
風吹けば 波か立たむと 伺候に 都太の細江に 浦隠りをり
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