作品紹介
心臓病を患い、江戸を離れて梅ヶ島(現静岡市)で療養をしていた大盗賊・雨乞いの庄右衛門は、自分でも驚くほど病状が快復し、引退前の最後の大盗め(おおづとめ)に取り掛かるべく江戸に向かっていた。ところが、道中で手下の裏切りに遭い危機一髪、そこを救ったのは長谷川平蔵の親友である“あの男”であった。“その男”、火盗改メに協力してまたも手柄を上げるのだが、平蔵が提示する謝礼をかたくなに固辞する。しかし、そのうちに面倒臭くなったものか、突如としてとんでもない褒美を要求するのであった。
新着作品
週間総合ランキング
読み込み中...