作品紹介
『花宴』巻は源氏物語の中でもっとも幽艶な巻として知られます。ここには二つの花の宴が描かれます。その一つは桐壺帝主催の桜花の宴、もう一つは右大臣主催の藤花の宴です。退位を決意した桐壺帝主催の桜花の宴で光源氏はまたしても舞を舞って人々を感動させますが、『紅葉賀』の時のような生彩は欠けていました。桐壺帝が退位を決意して、人々が新しい体制に心を向け始めたからです。右大臣主催の藤花の宴はそのような時代の転換を印象づけるものでした。そうした暗い状況の中で、光源氏は東宮に入内が予定されていた右大臣の娘朧月夜との危険な関係に深入りしていきます。
※劇場で配布されたオリジナルテキストもPDFで配信しております。サイトもしくはアプリからダウンロードの上ご利用ください。
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