作品紹介
光源氏は不毛な愛の葛藤に苦しんでいたころ、実はもう一人女性を口説き続けていました。末摘花です。常陸宮の姫君で、当時美人の第一条件とされていた髪が長くて美しい上に、琴という幻の楽器の名手でさえあるというのですから、光源氏が夢中になるのも無理ありません。おまけにライバルの頭中将までこの姫君に夢中のようで、光源氏も負けてはいられません。苦労の挙げ句口説き落とした女性への落胆を鮮やかに語って、光源氏の恋の独り相撲の愚かさを浮かび上がらせる趣向となっています。
※劇場で配布されたオリジナルテキストもPDFで配信しております。サイトもしくはアプリからダウンロードの上ご利用ください。
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