作品紹介
山の芋を酒で練って燗にした芋酒、芋なますは、蒸しあげた里芋に魚のなますを合わせたもの。小さな居酒屋の看板メニューは、巡回中にふらりと立ち寄った長谷川平蔵もいたく気に入ったようである。この居酒屋の老亭主、実は鷺原の九平という“ひとりばたらき”(個人経営)の盗賊の表向きの姿であった。一方、あばたの新助事件(第26話)において平蔵に煮え湯を飲ませたかたちとなった兇盗・網切の甚五郎は、綿密な平蔵暗殺計画を着々と進めていたが、そのことを偶然知った鷺原の九平が、平蔵の生死の鍵を握ることに。
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