天皇制の政治的構造

出版社 岩波書店

再生時間 03:44:06

添付資料 なし

出版日 2016/10/3

販売開始日 2018/2/8

トラック数 8

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

天皇制はなぜ今日まで存続してきたのか.天皇制の存在様式を「極限的ネガティヴィズム」と喝破し,その在り方を,現代から江戸時代へと遡って分析する.
 日本国憲法において,天皇は「国民統合の象徴」とされるが,象徴としての役割は明記されていない.また,人々の関心は公害等の身近な大問題に向かい,天皇制が問われることはない.一方明治時代,伊藤博文らは,憲法政治を導入するにあたり,西欧における宗教の代用品として天皇を用い,非政治的存在として位置づけた.そして幕藩体制下,徳川家は権力の「不足分」を補うため,名誉の源泉として朝廷を利用し,臣従の原理による支配を行う.権力集中を進めた幕府は,元禄~享保の頃には強大な権力を確立し,天皇を廃して根本的に統治システムを改革する契機も存在した.しかし幕府はそのチャンスを生かすことなく,名誉の源泉として朝廷を利用し続け,結局,大政奉還,明治維新に至る.
 このように,天皇制をいわば「否定形」で存続させてきた日本の政治的構造を縦横に論じる.

こちらは1960年代~83年代に行われた講演の音源です。当時の録音環境や保存状態などにより、一部お聴き苦しい部分があることをご了承ください。また、今日では不適切と思われる表現などが出てくる場合もありますが、その歴史的価値を尊重し、改変せずそのままとしています。

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