作品紹介
この書は大正7年の5月、和辻が二三の友人とともに奈良付近の古寺を巡ったときの印象記ですが、仏像、仏閣等の古美術への批評を加えた古典的な名著として知られています。初版の後、関東大震災、第二次大戦と続き、絶版となりましたが、その復刊の要望は強く、戦後直後に改めて手を入れて発刊された改訂版です。
本書は、絶版中に、「近く出征する身で生還は保し難い、ついては一期の思い出に奈良を訪れるからぜひあの書を手に入れたい、という申し入れもかなりの数に達した。」とあるように、当時の日本人の琴線に触れるものだったと思われます。第3巻では、「十五 唐僧鑑真等」~「二十四 夢殿等」を収録。
本書は、絶版中に、「近く出征する身で生還は保し難い、ついては一期の思い出に奈良を訪れるからぜひあの書を手に入れたい、という申し入れもかなりの数に達した。」とあるように、当時の日本人の琴線に触れるものだったと思われます。第3巻では、「十五 唐僧鑑真等」~「二十四 夢殿等」を収録。
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