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宮本武蔵(27) 征夷/卯月の頃/入城府/蠅

ナレーター浅科准平

再生時間 01:48:58

添付資料 なし

販売開始日 2017/6/2

トラック数 5

購入音源の倍速版 あり

作品紹介

国民文学作家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』の週刊配信を開始!

新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」のアーカイブパッケージ版です。


第114回 征夷
土匪集団の襲撃により家族を失い、泣きながら野を追い立てられていく村の女たち。悲鳴をあげる者や、仆れてしまう者もあったが、土匪たちは笑いながらその様子を眺めていた。そこへ、ぷんと血の匂いが漂ってくる。それと同時に現れた一個の人影。匂いの出どころは、その影が握っている白刃からであった。

第115回 卯月の頃
忠利の元へ向かう長岡佐渡を何者かが呼び止めた。同藩の岩間角兵衛である。角兵衛は、少し相談したい事があるといい、佐渡を数寄屋の供待(ともまち)へと誘った。「今、自分の邸に置いてある佐々木小次郎という人物を、奉行者として忠利に推挙してほしい。」相談内容はこうであった。だが、佐渡はその話をあまり熱心に聞かないばかりか、意中に別な人物を思い出しているのであった。

第116回 入城府
人口が殖えた事により、取り締まりが厳重化された江戸の入り口で、武蔵もまた二人の木戸役人から詰問を受けていた。旅のあてや出生地などを聞かれ、素直に答えていく武蔵。やがて限のなさを感じたので、「何処の誰に用か?」という役人の問いに対し、「柳生但馬守宗矩どの」と答える。すると、役人は急に言葉と態度を改め、木戸口から武蔵を送るのであった。

第117回 蠅
裏町・博労町の裏通りを彷徨っていた武蔵と伊織。至る所に建ち並ぶ旅籠屋はいずれも汚いものであったが、泊まり賃が安いので、二人はその内の一軒に泊まる事にした。女将に蕎麦を頼み、部屋で待機していると、隣の部屋から何やら騒ぎ声が聞こえてくる。あまりにもうるさいので、少し注意してくるようにと武蔵から命令を受け、一人で隣の部屋を訪れる伊織であったが……。

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