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宮本武蔵(26) 通夜童子/一指さす天/この師この弟子/土匪来

ナレーター浅科准平

再生時間 01:47:13

添付資料 なし

販売開始日 2017/5/5

トラック数 5

購入音源の倍速版 あり

作品紹介

国民文学作家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』の週刊配信を開始!

新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」のアーカイブパッケージ版です。


第110回 通夜童子
行き疲れた足を止め、野路の岐れに立ち迷っていた武蔵。風邪気などというものは知らないが、飢えや人恋しさから体に若干の気怠さを覚えていた。ふと、足の下で大きな水音がしたので、土橋の上から小川の窪を覗きこむ。するとそこには、笊で泥鰌をすくおうとする幼い土民の姿があった。

第111回 一指さす天
「弟子にする」。武蔵からこの言葉を聞き、非常なまでに喜ぶ三之助。翌朝、祖父の代から住んでいた藁屋に別れを告げると、武蔵に火をつけてもらい、家ごと焼いてもらった。三之助は灰となった小屋にはなんの感奮も持たず、先を急こうとするが、「いや、まだまだ」と武蔵に引き留められてしまう。理由を尋ねると、焼け跡となったこの地に、再び小屋を建てにかかるというのであった。

第112回 この師この弟子
空の密雲を眺め、並々ならぬ豪雨を予言した伊織は、村の方へと駆けて行った。その後、彼の言った通り、凶暴な風雨が募ってくる。武蔵は一人小屋へ帰ったが、あまりにも恐ろしい雨量なので、弟子の身を案じては時々外を見まわしていた。様々なものが濁流にのまれていく。もしや……。

第113回 土匪来
寺参りを口実に、多忙な江戸の藩邸から逃れてきた大檀那・長岡佐渡。一酌をかたむけた後、蛙の鳴き声を聴きながらくつろいでいると、一人の童がこちらを覗き見ていた。寺僧が怒鳴ると、その小さな影はバタバタと逃げ去ってしまう。おもしろそうな奴だと、その少年に興味を持つ佐渡であったが……。

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