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宮本武蔵(25) 草雲雀/草分の人々/喧嘩河原/かんな屑/梟

ナレーター浅科准平

再生時間 02:32:37

添付資料 なし

販売開始日 2017/4/7

トラック数 8

購入音源の倍速版 あり

作品紹介

国民文学作家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』の週刊配信を開始!

新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」のアーカイブパッケージ版です。


第105回 草雲雀
旅籠へ帰る道を忘れてしまい、見知らぬ藪の中を彷徨っていた城太郎。ふと見上げると、険しい藪山の上から、網を垂らして降りてくる人間の姿が目に留まった。好奇心旺盛な城太郎は、今自分が道に迷っている事などは忘れ、しばしの間その人影の行方に夢中になる。その人物の正体とは……。

第106回 草分の人々
京の大津から約二か月かけて江戸へやって来たお杉婆。普請中の新しい民家の前を通った折、その壁を塗っていた左官屋の持つこて先から壁土が飛んで来た。着物を汚され、むっとするお杉婆であったが、左官屋職人たちはそんな老婆を見て小馬鹿にする。いよいよ怒った婆は、職人たちが足場にしている板をひっくり返し、仕返しをするのだが……。

第107回 喧嘩河原
お杉婆が半瓦弥次兵衛の家で起臥を始めてから、月日はいつか一年半も巡っていた。沢山のがさつ者が集まるその環境において、婆の厳格な起居と家政ぶりは、彼らの風紀を正すうえで大いに役立っていた。ある日、半瓦と共に浅草寺へと出掛けた婆はその帰り道、河原で果し合いをしている者があるという噂を耳にする。駆けつけてみるとそこには……。

第108回 かんな屑
浅草寺からの帰りの船内では、佐々木小次郎、お杉婆、半瓦らが互いに気心の知れた様子で話をしていた。先刻、小次郎の戦いを目の当たりにし、その実力にほれこんだ半瓦は、早速とばかりにある相談を持ち掛ける。その内容は、自宅の空き地に道場を建てるので、そこで若い衆に稽古をつけてやってほしいというものであった。これに対する返答を聞いた半瓦は、小次郎をますます高く買う事となる。

第109回 梟
もう老年であり、体を壊し病床に伏していた小幡勘兵衛影憲。ふと、外の石井戸から水の音が聞こえ不審感を抱くが、付添人の北条新蔵から、少し様子を見てくるので安心して休むよう言われると、勘兵衛はすやすやと寝入った。新蔵は師の肩へ寝具をそっとかけ、裏口の戸を開ける。するとそこには、石井戸の水を使って手や顔についた血を洗う二人の弟子の姿があった……。

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