作品紹介
第四巻では、川中島の決戦の後半を描く。謙信は、信玄の本営を急襲し、三太刀を与えた後、引き揚げにかかる。妻女山から武田方の別働隊が戻りつつあるからだった。実際、その後形勢は逆転し、上杉方は苦戦を強いられ、撤退は困難を極めた。謙信自身も犀川の渡河時に、敵の精鋭に急襲され、危機に陥った。最後にはわずかな側近だけとなり、やっと越後に戻った。こうして、川中島の決戦は終わりを告げたが、上杉と武田とでどちらが勝者かについては見方が分かれる。
その後も幾度も小競り合いはあったが、北条、今川による塩攻めに苦しむ武田方に塩を送り、信玄死後もそれに乗じるようなことを謙信はしなかった。「野彦の声」以降を収録し、完結。
その後も幾度も小競り合いはあったが、北条、今川による塩攻めに苦しむ武田方に塩を送り、信玄死後もそれに乗じるようなことを謙信はしなかった。「野彦の声」以降を収録し、完結。
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