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宮本武蔵(16) 悲母悲心1/悲母悲心2/鍬/町人1
ナレーター浅科准平
再生時間 01:47:37
添付資料 なし
販売開始日 2016/7/1
トラック数 4
購入音源の倍速版 あり
作品紹介
国民文学作家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』の週刊配信を開始!
新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」のアーカイブパッケージ版です。
第66回 悲母悲心(1)
又八からの手紙に招かれ、音羽山の地主権現へやってきたお杉隠居と、付き添いのお通。たしかにこの場所だと手紙にあるのだが、又八の姿はどこにも見当たらなかった。お杉はがっかりし、少し道を下って行くと、大きな杉の樹の蔭から手招きをしている人影があった。おどおどしながら竦みこんでいるその影の正体は又八であった。
第67回 悲母悲心(2)
塵間塚の前で佇みながら、お杉婆が戻るのを待っていたお通。この隙に逃げ出す事も考えたが、ここできっちり又八と話をつけるため、思い止まった。武蔵や城太郎の事を考えながら、ぼんやり星を眺めていると、暗がりから自分を名前を呼ぶ声が聞こえてくる。声の主は又八であった。これまでの所業を謝り、復縁を迫ってくる又八に対し、お通は……。
第68回 鍬
音羽の滝の辺りで、沢庵がお通の名を叫んだ。その声を聞いた又八は、この場を離れようとお杉婆を急かすが、婆はお通の首を故郷へ持ち帰るため、死骸の首に刃を当てようとしていた。すると突然、お杉婆が驚きの声を上げる。よく確かめると、その死骸はお通ではなく、又八のよく知っているあの牢人者であった。
第69回 町人(1)
らかん橋の上で妙秀尼に声を掛けられた武蔵。招かれた家で光悦とも再会すると、翌(あく)る日も、またその翌日も、刀の扱いや研ぎ方について彼に教えを乞いていた。長居をしてはならないと思いながらも、武蔵はつい光悦らの好意に甘えてしまう。そんなある日、一緒に遊廓(くるわ)を見に行かないかという光悦からの誘いを受けた。
新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」のアーカイブパッケージ版です。
第66回 悲母悲心(1)
又八からの手紙に招かれ、音羽山の地主権現へやってきたお杉隠居と、付き添いのお通。たしかにこの場所だと手紙にあるのだが、又八の姿はどこにも見当たらなかった。お杉はがっかりし、少し道を下って行くと、大きな杉の樹の蔭から手招きをしている人影があった。おどおどしながら竦みこんでいるその影の正体は又八であった。
第67回 悲母悲心(2)
塵間塚の前で佇みながら、お杉婆が戻るのを待っていたお通。この隙に逃げ出す事も考えたが、ここできっちり又八と話をつけるため、思い止まった。武蔵や城太郎の事を考えながら、ぼんやり星を眺めていると、暗がりから自分を名前を呼ぶ声が聞こえてくる。声の主は又八であった。これまでの所業を謝り、復縁を迫ってくる又八に対し、お通は……。
第68回 鍬
音羽の滝の辺りで、沢庵がお通の名を叫んだ。その声を聞いた又八は、この場を離れようとお杉婆を急かすが、婆はお通の首を故郷へ持ち帰るため、死骸の首に刃を当てようとしていた。すると突然、お杉婆が驚きの声を上げる。よく確かめると、その死骸はお通ではなく、又八のよく知っているあの牢人者であった。
第69回 町人(1)
らかん橋の上で妙秀尼に声を掛けられた武蔵。招かれた家で光悦とも再会すると、翌(あく)る日も、またその翌日も、刀の扱いや研ぎ方について彼に教えを乞いていた。長居をしてはならないと思いながらも、武蔵はつい光悦らの好意に甘えてしまう。そんなある日、一緒に遊廓(くるわ)を見に行かないかという光悦からの誘いを受けた。
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