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宮本武蔵(14) 枯野見1/枯野見2/生きる達人/夜の道/二人小次郎1
ナレーター浅科准平
再生時間 02:47:04
添付資料 なし
販売開始日 2016/5/6
トラック数 9
購入音源の倍速版 あり
作品紹介
国民文学作家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』の週刊配信を開始!
新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」のアーカイブパッケージ版です。
第57回 枯野見(1)
乳牛院の原で清十郎が来るのを待っていた吉岡門下の者たち。だが、武蔵との試合の時刻が迫っても、彼は一向に姿を現さなかった。試合を待ちわびる人だかりの中、城太郎はここに来るはずのお通を捜し歩いていた。お通はお杉隠居について行って以来、九日間顔を見せていない。妙な胸騒ぎを覚え始める城太郎に、「わっぱ」と声をかける一人の男があった……。
第58回 枯野見(2)
清十郎が武蔵にやられた事を知り、試合が行われていたという蓮台寺野の方へと向かう吉岡の門下たち。駆けつけた先で見たものは、右腕の骨を砕かれ、草の中に顔を埋めている清十郎の姿であった。門下たちが急いでその身を戸板に乗せると、清十郎は悶絶し、腕を斬り落としてくれと喚き出す。困り果てる彼らの前に、「私でよければ」と名乗りを上げる一人の男が現れた……。
第59回 生きる達人
武蔵が枯野で出会ったのは、天下に名が聞こえ渡っている「光悦」という人物であった。光悦は下男の後ろでおののいている母と、そこに立っている武蔵とを穏やかな眼差しで見比べた後、母に何か過ちがあったのであればどうか勘弁してほしいと頭を下げる。慌ててその辞儀をさえぎった武蔵は、母に害意などはなく、驚かすつもりもない旨を説明した。するとその直後、母が発した何気ない一言に、武蔵ははっと胸を衝かれる……。
第60回 夜の道
武蔵が吉岡清十郎を倒したという噂はすぐに広まった。場末の牛飼町にある居酒屋で酔いつぶれていた又八は、そんな武蔵の名声を聞く度に自分の事が惨めに思え、憂鬱になっていった。そのままふらふらと店を出て行こうとすると、後ろから酒場のおやじに呼び止められる。勘定がまだだと憤怒するおやじに対し、金を持っいなかった又八は、代わりに取り出した一個の印籠を彼の顔に投げつけてしまうのであった……。
第61回 二人小次郎
清水の観音堂へ行けば母のお杉に会えるかもしれない……。そんな淡い期待のもと、又八は五条へと向かう暗い道を歩いていた。やがて松原の辺りまで来ると、それまで彼に群らがっていた野良犬は突然吠える方向を変え、並木のうちの一本の松の樹を取り巻き始める。その樹の上には、犬以外の何者かに怯える朱美の姿があった……。
新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」のアーカイブパッケージ版です。
第57回 枯野見(1)
乳牛院の原で清十郎が来るのを待っていた吉岡門下の者たち。だが、武蔵との試合の時刻が迫っても、彼は一向に姿を現さなかった。試合を待ちわびる人だかりの中、城太郎はここに来るはずのお通を捜し歩いていた。お通はお杉隠居について行って以来、九日間顔を見せていない。妙な胸騒ぎを覚え始める城太郎に、「わっぱ」と声をかける一人の男があった……。
第58回 枯野見(2)
清十郎が武蔵にやられた事を知り、試合が行われていたという蓮台寺野の方へと向かう吉岡の門下たち。駆けつけた先で見たものは、右腕の骨を砕かれ、草の中に顔を埋めている清十郎の姿であった。門下たちが急いでその身を戸板に乗せると、清十郎は悶絶し、腕を斬り落としてくれと喚き出す。困り果てる彼らの前に、「私でよければ」と名乗りを上げる一人の男が現れた……。
第59回 生きる達人
武蔵が枯野で出会ったのは、天下に名が聞こえ渡っている「光悦」という人物であった。光悦は下男の後ろでおののいている母と、そこに立っている武蔵とを穏やかな眼差しで見比べた後、母に何か過ちがあったのであればどうか勘弁してほしいと頭を下げる。慌ててその辞儀をさえぎった武蔵は、母に害意などはなく、驚かすつもりもない旨を説明した。するとその直後、母が発した何気ない一言に、武蔵ははっと胸を衝かれる……。
第60回 夜の道
武蔵が吉岡清十郎を倒したという噂はすぐに広まった。場末の牛飼町にある居酒屋で酔いつぶれていた又八は、そんな武蔵の名声を聞く度に自分の事が惨めに思え、憂鬱になっていった。そのままふらふらと店を出て行こうとすると、後ろから酒場のおやじに呼び止められる。勘定がまだだと憤怒するおやじに対し、金を持っいなかった又八は、代わりに取り出した一個の印籠を彼の顔に投げつけてしまうのであった……。
第61回 二人小次郎
清水の観音堂へ行けば母のお杉に会えるかもしれない……。そんな淡い期待のもと、又八は五条へと向かう暗い道を歩いていた。やがて松原の辺りまで来ると、それまで彼に群らがっていた野良犬は突然吠える方向を変え、並木のうちの一本の松の樹を取り巻き始める。その樹の上には、犬以外の何者かに怯える朱美の姿があった……。
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