作品紹介
"漱石は、明治42年(1909年)に当時の満州と朝鮮とを訪問しています。これは、大学時代からの親友、中村是公が、日露戦争後に設立された南満州鉄道株式会社の総裁を務めていたことから、その誘いで訪れたものです。日露戦争の講和の中で敷設を認められた満鉄は、大連を起点となりましたが、漱石は、大連での都市計画、沿線での炭坑開発等、満州開発の息吹をひしひしと感じています。この時の訪問の長文の紀行文が「満韓ところどころ」です。
この上巻は、大連に着いて、是公や学生時代の何人かの旧知の友と再会し、大連市内の要所を案内された際の様子を描いています。"
この上巻は、大連に着いて、是公や学生時代の何人かの旧知の友と再会し、大連市内の要所を案内された際の様子を描いています。"
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