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宮本武蔵(9) 狐雨/幻術/怨敵/美少年
ナレーター浅科准平
再生時間 02:20:18
添付資料 なし
販売開始日 2015/12/4
トラック数 8
購入音源の倍速版 あり
作品紹介
国民文学作家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』の週刊配信を開始!
新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」で配信した2015年10月分をまとめたアーカイブパッケージ版です。
第36回 狐雨
朝を迎え、野中の一軒家をねぐらとしていた虚無僧が目を覚ました。彼が炉のある部屋に向かうと、昨夜残しておいたはずの濁り酒と、鍋の飯が全て無くなっている事に気付く。代わりにそこにあったのは、涎を垂らして眠っている又八の姿であった。虚無僧は憤り、彼に蹴りを食らわすと、又八の方も、あさましい事を言うなと青すじを立て、撲り合いが始まる。その末に優位に立った虚無僧であったが、又八の懐からこぼれた金銀に目を奪われ、態度を急変させるのであった。
第37回 幻術
酒売りの床几で出会った浪人・赤壁八十馬に対し、自分は佐々木小次郎であると、嘘の名を名乗った又八。初めは冗談のつもりであったが、それを聞き態度を急変させた赤壁から、友人の薄田兼相(すすきだかねすけ)に推挙しておくので、仕官として大阪城に来ないか、という願ってもいない話を持ち掛けられる。これに気をよくした又八は、ばれはしまいと高を括り、死んだ佐々木小次郎に成り済ます事にした。赤壁を信じ込み、推挙料を手渡したその翌日、再開の約束をしていた酒屋で彼を待つ又八であったが……。
第38回 怨敵
町中で偶然にも息子・又八を見つけたお杉隠居。泣いて喜んでもいい再会であったが、お杉は憤怒し、又八を叱りつけた。関ヶ原の戦に出てからの経緯を全て聞き、呆れ果てるお杉であったが、「今は剣術を教えている」という又八の嘘を信じ、機嫌を良くする。その後、故郷元で起こった事、また、お通が心変わりした事などを話すと、又八は顔色を一変させるのであった。
第39回 美少年
大阪へ向かう途中の船内で祇園藤次が出会った美少年は、一見無口かと思われたが、自分の好きな話題になると問わない事まで語り始める少年であった。やがて少年は藤次の身の上など知らず、吉岡家の悪評を口にし始める。少年の生意気な発言に対し、腹を立てた藤次は、吉岡道場を眼下に見る程の腕ならば、空を飛び交っている海鳥を切り落とす事も容易であろうと彼を煽るのだが、意外な方法で反撃を浴びてしまうのであった。
新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」で配信した2015年10月分をまとめたアーカイブパッケージ版です。
第36回 狐雨
朝を迎え、野中の一軒家をねぐらとしていた虚無僧が目を覚ました。彼が炉のある部屋に向かうと、昨夜残しておいたはずの濁り酒と、鍋の飯が全て無くなっている事に気付く。代わりにそこにあったのは、涎を垂らして眠っている又八の姿であった。虚無僧は憤り、彼に蹴りを食らわすと、又八の方も、あさましい事を言うなと青すじを立て、撲り合いが始まる。その末に優位に立った虚無僧であったが、又八の懐からこぼれた金銀に目を奪われ、態度を急変させるのであった。
第37回 幻術
酒売りの床几で出会った浪人・赤壁八十馬に対し、自分は佐々木小次郎であると、嘘の名を名乗った又八。初めは冗談のつもりであったが、それを聞き態度を急変させた赤壁から、友人の薄田兼相(すすきだかねすけ)に推挙しておくので、仕官として大阪城に来ないか、という願ってもいない話を持ち掛けられる。これに気をよくした又八は、ばれはしまいと高を括り、死んだ佐々木小次郎に成り済ます事にした。赤壁を信じ込み、推挙料を手渡したその翌日、再開の約束をしていた酒屋で彼を待つ又八であったが……。
第38回 怨敵
町中で偶然にも息子・又八を見つけたお杉隠居。泣いて喜んでもいい再会であったが、お杉は憤怒し、又八を叱りつけた。関ヶ原の戦に出てからの経緯を全て聞き、呆れ果てるお杉であったが、「今は剣術を教えている」という又八の嘘を信じ、機嫌を良くする。その後、故郷元で起こった事、また、お通が心変わりした事などを話すと、又八は顔色を一変させるのであった。
第39回 美少年
大阪へ向かう途中の船内で祇園藤次が出会った美少年は、一見無口かと思われたが、自分の好きな話題になると問わない事まで語り始める少年であった。やがて少年は藤次の身の上など知らず、吉岡家の悪評を口にし始める。少年の生意気な発言に対し、腹を立てた藤次は、吉岡道場を眼下に見る程の腕ならば、空を飛び交っている海鳥を切り落とす事も容易であろうと彼を煽るのだが、意外な方法で反撃を浴びてしまうのであった。
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