子供おばさん

著者 山本文緒
ナレーター 大塚明夫

再生時間 00:53:02

出版社 新潮社

出版日 2012/3/1

配信日 2015/12/2

図表 なし

分割ファイル数 2 枚

倍速版 なし

¥540 税込
無料会員登録
または ログイン

作品紹介

私は子供だな、おばさんなのに子供だな、子供おばさんだなと駅の階段を上りながら思った。今はもういない祖母が、飼っていた猫を撫でながら、おまえは赤ん坊を産んでないからいつまでたっても子供だねえと目を細めてよく言っていた。あれの可愛くない版だ。大人になりきれなくて可愛いねえなどと、誰が人間のおばさんの頭を撫でるだろうか。
 友人の美和が、四十七歳で亡くなった。もう七年も会っていなかった私に、美和はなぜか形見を遺していた。それは、リリーという名の、雌のゴールデンレトリバーだった。突然のことに困惑した私だったが――。大人なりきれないまま中年になった女性に降りかかる、ささやかな転機を描く物語。

【朗読チャリティー企画「文芸あねもねR」とは】

新潮文庫から出版されている「文芸あねもね」は
2012年3月に刊行された「チャリティー書籍」です。
「女による女のためのR-18文学賞」に由縁のある10名の女性作家たちが
チャリティーのために作品を書き上げ、書籍の印税は、
東日本大震災の復興支援のために全額寄付されています。

この趣旨に賛同した、声優・井上喜久子と田中敦子。
そして彼女たちが声をかけた人気声優たちが朗読していき、
オーディオブックとして配信していきます。
この売上も同様に復興支援のために全額寄付いたします。
「オーディオブック」は、いつでも読書ができる「耳で聴く本」。
世界中どこからでもダウンロード出来る素敵なメディア。
人気声優の声をリスナーの耳元へ届けることで、あなたが私たちの声を聞くことで、
復興支援の手助けをしていきます。