作品紹介
将門に逆恨みをした常陸源氏の息子たちや叔父たちが、将門をだまし討ちにしようとしたことに怒り、逆襲して勝利を収めたことで、将門の声望は高まります。しかし、それを契機に、朝廷からの問責、叔父たちの来襲と愛する妻子の惨殺、暗躍する憎むべき従兄の平貞盛との確執の激化と、激動が続きます。やがて、貞盛が潜む常陸の国庁に攻め入って平定したことをきっかけに、朝廷に叛いた形となって後戻りできなくなり、坂東8カ国を勢力下におくことになりました。しかしそこで、新皇を僭称したとの噂が広まり、遂に朝廷では征夷大将軍が任命され、将門討伐へと向かうことになりました。下巻では「野爪合戦」から「将門遺事」までを収録。
新着作品
週間総合ランキング
読み込み中...