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宮本武蔵(3) 縛り笛2/千年杉/樹石問答/三日月茶屋/弱い武蔵

ナレーター浅科准平

再生時間 02:27:33

添付資料 なし

販売開始日 2015/6/5

トラック数 7

購入音源の倍速版 あり

作品紹介

国民文学作家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』の週刊配信を開始!

新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」で配信した2015年5月分をまとめたアーカイブパッケージ版です。


第9話 縛り笛(2)
お通は帯に刺さっている横笛を貸して欲しいと沢庵に頼まれるが、その笛は親の形見であり、手放し難いものであった。そして、代わりにお通が笛を吹いた。胸の内を全て吐き出したいと感じていたお通は、両親や又八への想いを乗せた切ない音色を山へ響かせる。すると、近くの草むらで、ごそりと物音がした。

第10話 千年杉
武蔵を縄にかけ、彼の処分を村人に相談する沢庵。そこへお杉や、どじょう鬚の武士も現れ、処置は自分に任せて欲しいと要求してくるが、沢庵の提案で武蔵の身は七宝寺の千年杉に縛り付けられる事となる。一方、寺に戻ったお通は武蔵の死を見届け次第、本位田家に身を移すようお杉に命じられた。お通は仕方なく返事をするしかなかった。

第11話 樹石問答
沢庵の武蔵に対する非情な罰し方に失望してしまうお通。武蔵を解放して欲しいというお通の要求に沢庵は聞く耳を持とうとはしません。月の出ているある晩、依然として千年杉に縛られている武蔵は今のような状態になってしまった原因を沢庵に論じられ、考えを改めます。沢庵が去った後、眼を閉じ、しばらく無心の状態でいる武蔵。するとその時、千年杉をよじ登ってこようととする人の気配が…。

第12話 三日月茶屋
武蔵が千年杉から姿を消した事を知ったお杉は、お通と沢庵が武蔵を逃がしたのだと怒りに震える。家名に泥を塗り、姿を消した武蔵らを成敗するため、お杉は権叔父と共に旅に出る。途中、足ごしらえをするため、三日月茶屋に立ち寄る二人。そこで一息入れた後、権叔父は茶屋の奥で横になっているある病人の姿に気付くのだった。

第13話 弱い武蔵
姉のお吟が捕まっているという日名倉の番所を目前にしながら、武蔵は敵陣に乗り込むのを躊躇っていた。番所侍の五十や百人程度を相手に、これまで臆することはなかったはずなのに一体なぜなのか。それは沢庵から授かった知恵により、怖いものを認識する目が養われていたためであった。それでもお吟を救いたい武蔵は、番所から放たれた一本の矢を皮切りに、敵の攻撃をしのぎつつ姉の元へと向かう。

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