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大和路・信濃路
出版社 響林社
ナレーター響林せいじ(高性能合成音声)
再生時間 02:45:35
添付資料 なし
出版日 2014/7/1
販売開始日 2014/8/31
トラック数 10
購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)
作品紹介
冒頭の「樹下」は、信濃追分の古寺である泉洞寺の苔むした石仏や、奈良の中宮寺の半跏思惟像を見入っての随想。昭和16年の秋、大和路を巡ったときの随想を多恵子夫人に手紙で送ったものをもとにした「十月」。12月に奈良に行った時の「古墳」。昭和18年春に、夫人とともに訪れた明るい雰囲気の「浄瑠璃寺の春」。その暮れに書かれたのが「死者の書」である。全編を通じて流れるのは、古代への憧れであり、死者達への鎮魂であった。堀辰雄には、生母の死、芥川龍之介の死、許嫁の死、年若い詩人たちの死などが続き、死者の魂への関心が心にずっと宿っている。「橇の上にて」と「辛夷の花」は、木曽路越えの旅の様子を描いている。
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