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【新版】「堕落論」「日本文化私観」他5編
出版社 響林社
ナレーター響林せいじ(高性能合成音声)
再生時間 03:01:45
添付資料 なし
出版日 2014/4/8
販売開始日 2014/6/8
トラック数 10
購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)
作品紹介
終戦直後の混迷期にかつての価値観を否定して、堕ちることによって救われると喝破し、安吾の代表的評論として知られる「堕落論」の正続編。最近改めて注目されている「日本文化私観」では、法隆寺や平等院が焼けてなくなっても日本文化にとっては困らない、という。安吾にとっての美は、それらの加工された美しさではなく、機能的な美だという。魂を揺さぶられるほど美しさを感じたのは小菅刑務所、ドライアイス工場そして入り江に停泊している駆逐艦であり、場末の旅芸人たちが演じる嵐山劇場であった。我々の実際の生活が魂を下している限り、これが美しくなくてなんであろうか、と安吾は言うのだ。他に、猟奇的事件として世を騒がせた阿部定についての「阿部定という女」、「恋愛論」「悪妻論」「私の葬式」などユニークな評論を収録。
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