作品紹介
すでに都に居所を失った義経は、藤原秀衡を頼ってわずかな郎党を伴い奥州平泉へ向かう。途上の安宅の関の関守、富樫泰家と弁慶との問答は、歌舞伎の人気演目『勧進帳』として今も盛んに演じられている。奥州の地で約二年の平和な日々を送っていた義経だが、ある日、頼朝の手まわしによって追討の勅命を受けた泰衡(秀衡の子)の襲撃を受ける。義経に続いて同じく弟範頼を討った頼朝もやがて没し、源平が血みどろに戦った時代の区切りを迎える。その前半。
【収録章】雀仲間/馬糞大路/此君亭/逢状/飯室問答/湖岸の病家/船蔵春秋/母の弓矢/いまひとたびの/高雄の細道/金泥鬼/大つごもり/御室左右記/偽勧進/千鐘全土/二十九の春/談議しびれ/おかしげな男/二獸
【収録章】雀仲間/馬糞大路/此君亭/逢状/飯室問答/湖岸の病家/船蔵春秋/母の弓矢/いまひとたびの/高雄の細道/金泥鬼/大つごもり/御室左右記/偽勧進/千鐘全土/二十九の春/談議しびれ/おかしげな男/二獸
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