作品紹介
吉野山中で義経一行と別れた静はついに捕えられ、取り調べを受けるべく母とともに鎌倉に送られる。静は義経の子を身ごもっていたのであった。義経は後白河による頼朝へのとりなしを最後の望みとして逃亡を続けるが、接触の機会を得られないまま、佐藤忠信ら股肱の臣を次々と失ってゆく。また、悪運強く生き延びてきた新宮十郎行家も、ついに最期を迎える。その前半。
【収録章】つらら簾/下天上天/女人結界/雪鼓/覇者の座/幕府成る日/大舅/静責め/流転迅速/藤室の八弟子/古女房/女体の異兆/初音の頼み/静・東送り/五ツ月の帯/嬲る/黄蝶奇事/鶴ケ岡悲曲
【収録章】つらら簾/下天上天/女人結界/雪鼓/覇者の座/幕府成る日/大舅/静責め/流転迅速/藤室の八弟子/古女房/女体の異兆/初音の頼み/静・東送り/五ツ月の帯/嬲る/黄蝶奇事/鶴ケ岡悲曲
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