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安江則子 EUとフランス―統合欧州のなかで揺れる三色旗の著者【講演CD:EUとフランス新政権~欧州危機で揺れる三色旗~】

出版社 暦日会、パワーレクチャー

再生時間 01:11:02

添付資料 なし

販売開始日 2012/11/12

トラック数 3

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

安江氏はEUの課題やユーロ問題などを研究しており、フランスの政治状況にも詳しい。

講演ではフランスとEUの関係、仏新政権誕生の背景、仏独関係、EUやユーロの行方について語った。

2012年はフランスとEUにとって「節目の年」と指摘。

5月の仏大統領選で成長戦略を掲げた社会党のオランド政権が17年ぶりに誕生。

メルケル独首相とともにEU危機の対応に奔走し緊密な仏独関係を築いたサルコジ大統領を破り、今後の仏独関係の行方に関心が集まっている。

フランスの第5共和制下で大統領再選を果たせなかったのはジスカールデスタンとサルコジの2人だけという。

オランド氏の勝利は緊縮財政を進めたサルコジ大統領への批判、個人的パフォーマンスに対する反発さらには南欧地中海重視の外交政策の失敗などが影響していると分析。

この新政権とEUの関係では「EU統合はフランスにとってプラス」とする考えが根強いものの、フランスが中央集権国家であるため
EUレベルでの憲法条約に抵抗するなど全てに賛同することはないと見られる。

注目の仏独関係については、サルコジ時代の「ドイツの言いなり」との批判はあるが「仏独協調は両国のDNAの中に組み込まれている」という。

EU政策に対する両国の違いはあっても「EUをまとめてきた大国同士」として協調関係は続くとみる。

また欧州経済危機やユーロ危機の脱出には「最低5年はかかる」とするオランダの学者の見解を紹介し、危機の長期化を示唆した。

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