小川未明 「電信柱と妙な男」

出版社 パンローリング

ナレーター中山依里子

再生時間 00:10:54

添付資料 なし

販売開始日 2012/5/9

トラック数 1

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

■あらすじ

人が嫌いで、昼間は決して外に出ない妙な男。

いつものように夜の町を歩いていると、前から歩いてきたのは大きな電信柱。
彼もまた、きまって夜に散歩をする。

二人は意気投合し、さっそく一緒に歩き出す。

ところが、妙な男は電信柱に向かって、おまえは背が高いから話しづらいと言い出した。

そこで困った電信柱が町の屋根に乗せてやると、妙な男はいい景色だとおお喜び。

しかし妙な男、電信柱には恐ろしい電気が流れると聞いて、きけんきけんと騒ぎ出す。

ちょうどそのとき、東の空には夜明けの光りが…

電信柱には怖くて触れない妙な男。下に降りることができなくて泣き出した。

そしてとうとう朝の人々に見つかった。

おかしな場所に立つ電信柱も、屋根の上で泣く妙な男も、通る人々みんなに笑われた。

それからは、妙な男は夜も外には出なくなった。電信柱も夜の散歩をやめてしまった。

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