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佐々木融 弱い日本の強い円の著者【講演CD:「弱い日本の強い円」~為替相場の本質を見抜く~】

出版社 暦日会、パワーレクチャー

再生時間 01:17:37

添付資料 なし

販売開始日 2012/4/30

トラック数 3

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

佐々木氏は近著「弱い日本の強い円」が話題を集め、講演ではこの本を踏まえて「強い円」の背景を解説している。

まずマーケットの予想では「フローがどうなるかを見極める必要がある」と指摘。

日本の人口は減少するから円が売られ、経済成長率が低いから円安になるとの見方は「間違い」と言い切る。

佐々木氏によると日本は1990~2011年まで21年間の経済成長率は他の国に比べ低かったが一番強かったのは円である。

何故ならば「日本がデフレだから」という。
通貨の価値はインフレ率で決まると分析し、デフレは通貨の価値が上がることだと説明。

逆にインフレ傾向にあるアメリカは通貨の価値が下がりドル安となっている。

つまり為替相場は長期的にはインフレ率で調整されるという分析だ。

欧州債務危機で何故円が買われるのか。
日本がデフレであり物価が低いことに加え、世界で悪いことが起きると円が日本に逆流し円高になるとみる。

ドルと円が資本調達通貨となっているためだ。
さらに日本が経常収支黒字国であることも大きい。

日本には海外からホットマネーが余り入ってこないので海外に流出するカネも少ない。

日本が世界最大の債権国であることも円買いの要因という。

また日本の経常収支が赤字に転じるとの懸念については「所得収支の黒字が14兆円あり貿易収支が赤字になっても経常収支は簡単には赤字にならないだろう」と予測する。

さらに円高阻止のための為替介入問題では、アメリカの経常収支赤字やゼロ金利ではドル安の潮流は変わらず「日本だけが単独介入しても効果はない」と介入を疑問視した。

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