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熊谷亮丸 世界インフレ襲来の著者【講演CD:「世界インフレ襲来」~グローバル経済の展望と今後の政策課題~】
出版社 暦日会、パワーレクチャー
ナレーター熊谷亮丸(大和総研チーフエコノミスト)
再生時間 01:18:54
添付資料 なし
販売開始日 2012/3/5
トラック数 3
購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)
作品紹介
熊谷氏は近著「世界インフレ襲来」が話題となり、今回の講演はこれを踏まえてその根拠を歴史的な視点から分析した。
世界の流れは3~5年の中長期でみればインフレの方向に向かうだろう。
歴史の教訓によると
1.金融危機
2.財政危機
3.インフレ進行
という流れがある。
08年のリーマン・ショック以降、各国は財政出動を行い財政危機になった。
このため今後3~5年は世界中で徹底的な金融緩和政策がとられるだろう。
米国も欧州中央銀行(ECB)も量的金融緩和を行って資金供給しないと今回の欧州債務危機は乗り切れない。
とすれば向こう3~5年のスパンで見れば世界はインフレに向かうことになる。
ただ半年~1年はデフレ圧力が強まるが、これは短期的なものだ。
日本経済は2012年1~3月期以降、東日本大震災の復興需要が出て12年度一杯は比較的底堅い経済が続くだろう。
ただリスク要因が3つある。
第1に欧州の債務危機。欧州のソブリン危機が最悪の形で拡大すれば日本の経済成長率は4%程度下ぶれする。
第2のリスクは円高。10円の円高で成長率は0.6%下がる。
第3のリスクは原発事故による原発の全面停止と電力不足。
電力料金が15~20%上がると経済成長率は1%強下ぶれする。
向こう3~5年でみると日本を取り巻く経済環境は抜本的に変わってくる。
円高だとデフレが続く。
特に民間の貯蓄減で経常収支が減ることにもなり、2015~2020年の間に日本の経常収支は赤字に転ずる可能性がある。
そうなれば円安になり不況下の物価高というスタグフレーションも考えられる。
対策としては体系的な経済政策をつくり、拡大均衡型政策でアジアを巻き込んだ成長戦略が必要だ。
世界の流れは3~5年の中長期でみればインフレの方向に向かうだろう。
歴史の教訓によると
1.金融危機
2.財政危機
3.インフレ進行
という流れがある。
08年のリーマン・ショック以降、各国は財政出動を行い財政危機になった。
このため今後3~5年は世界中で徹底的な金融緩和政策がとられるだろう。
米国も欧州中央銀行(ECB)も量的金融緩和を行って資金供給しないと今回の欧州債務危機は乗り切れない。
とすれば向こう3~5年のスパンで見れば世界はインフレに向かうことになる。
ただ半年~1年はデフレ圧力が強まるが、これは短期的なものだ。
日本経済は2012年1~3月期以降、東日本大震災の復興需要が出て12年度一杯は比較的底堅い経済が続くだろう。
ただリスク要因が3つある。
第1に欧州の債務危機。欧州のソブリン危機が最悪の形で拡大すれば日本の経済成長率は4%程度下ぶれする。
第2のリスクは円高。10円の円高で成長率は0.6%下がる。
第3のリスクは原発事故による原発の全面停止と電力不足。
電力料金が15~20%上がると経済成長率は1%強下ぶれする。
向こう3~5年でみると日本を取り巻く経済環境は抜本的に変わってくる。
円高だとデフレが続く。
特に民間の貯蓄減で経常収支が減ることにもなり、2015~2020年の間に日本の経常収支は赤字に転ずる可能性がある。
そうなれば円安になり不況下の物価高というスタグフレーションも考えられる。
対策としては体系的な経済政策をつくり、拡大均衡型政策でアジアを巻き込んだ成長戦略が必要だ。
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