作品紹介
音の歳時記 3月 -大草原のいきものたち- 15分37秒 遥か地平線まで続くみどりの大草原。途中にぽつりぽつりと点在するひつじの群れや牛の放牧。遠い昔から今も変わりない、モンゴル大草原のゆったり流れる悠久の時。 空では透き通る響きで叫ぶクロワシ。南斜面の木の上からは賑やかな小鳥たちの合唱。川むこうからは水鳥やアゲハツルの音色豊かな鳴き声。地上からは羽音をたてて飛び跳ねるもの、そして愛嬌ものタルバガン(モンゴルマーモット)の声のリズム。それぞれが持っている特徴ある声色で発するいきものたちのオーケストラです。 モンゴル大草原には豊かな多様性を持つ野生の小動物が生息しています。野生の生き物は警戒心が強かったりして、観察することすらなかなか難しい。遠い岩場にいる小動物の姿を見ることが出来るが近づこうとしたり、足音をたてたりするだけでサッと逃げてしまう。 そのような舞台環境の大草原にマイクロフォンを立て、レコーディングを試みることにしました。 静寂・・・この大自然。 私は今、ここにユートピアを感じた。 こちらの気配を感じさせないように微動だせずに、空を眺めながら 待つこと1,2時間。近くのみどりの絨毯から次第にいきものたちの息づかいが聞こえてきます。 いかがですか、身体を横になりながら腕枕を組み、のんびりリラックスポーズで耳を傾けてみませんか・・・ 舞台はモンゴル大草原、いきものたちのフェスの始まりです。
トラック
| # | タイトル | 再生時間 |
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| 1 | 音の歳時記 -大草原のいきものたち- | 00:15:38 |
