作品紹介
今回は秋の遊宴と題して、島根県西部の石見地方に古くから伝わる日本神話の天の岩戸隠れの段でアメノウヅメが神がかって舞ったというのが起源とされる岩見神楽です。 秋祭りの夜になると様々なまちの神社で神楽囃子が聞えて来るそうです。「岩見神楽上府社中」の演奏を八坂神社の境内で1993年9月に録音した音源です。日本神話を題材に、独特の哀愁あふれる笛の音、活気あふれる太鼓囃子です。演奏は「神舞」「かっ鼓」「太献神楽」「はっせい」「鬼ばやし」「御神幸笛」そして「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」です。聴いてください。 岩見神楽の華と称される花形演目、日本神話におけるスサノオの八岐大蛇の退治を題材とした内容で数頭の大蛇がスサノオと大格闘を繰り広げる壮大なスケールの舞いです。日本の横笛が奏でる哀愁あふれる旋律と太鼓やお囃子の音色に浸ってください。 岩見の人々はこの夜、酔いしれながら、高貴な雰囲気をあじわっているのでしょう。 「かぐら」の音が秋の風に揺れる竹林に響きます。
トラック
| # | タイトル | 再生時間 |
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| 1 | 音の歳時記 -秋の遊宴- | 00:16:26 |
