読書の価値

著者森博嗣
ナレーター市川和也

再生時間 06:47:27

出版社 NHK出版

出版日 2018/4/6

販売開始日 2021/8/30

図表 なし

チャプター数 20

倍速版 あり

作品紹介

わからないことは何でも検索できる時代だ。
娯楽だって山のように溢れている。
それでも読書でしか得られないものがある――。

読書が苦手でしかたのなかった少年は、
どのように本と向き合い、大学教授・ベストセラー作家となったのか。
並外れた発想力と知的生産術を可能にする
「読書の効能」がいま明らかに!
著作累計1,600万部超を誇る作家・森博嗣が、
「きれいごと」抜きに語る体験的読書論。

●僕は本を読むことが苦手だった
●速読は読書とはいえない
●「つまらない本」の読み方を教えよう
●本選びで大事にすべきたったひとつの原則
●僕は一度読んだら忘れない
●「読みやすい本」には罠がある
●教養とは「保留」できる能力のことである etc.


デビューして二十数年になり、
これまでに三百冊以上の本を上梓してきた。
最初のうちは小説ばかり書いていた
(というよりも依頼があったので、書かされていた)のだが、
ここ数年、エッセィや新書を多く執筆している。

僕としては、子供のときがそうだったように、
虚構の世界よりは現実について書く方が
「素直」な行動だと感じているし、未だに、
自分で読むものはノンフィクションが九十九パーセントである。それなのに、何故こんな職業に就いてしまったのか、と不思議だ。
今でも、ときどき首を捻ひねっている。
しかし、いずれにしても明らかなことは、
僕がもの凄く沢山のことをすべて本から学んできた、
という事実である。
文字がすらすらと読めないハンディを背負いながらも、
とにかく本を読むしかなかった。
知りたいことは、活字を追うことでしか得られなかったのだ。
そして、本を読むことが僕にとって、いつの間にか日常になり、
また、そういったインプットを体験していたからこそ、
逆にアウトプットする仕事を得られたのである。
(「まえがき」より抜粋)

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