トカトントン

著者太宰治

出版社 青空文庫

ナレーター中島定吉

再生時間 00:50:51

添付資料 なし

出版日 2008/4/2

販売開始日 2007/12/25

トラック数 1

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

「トカトントン」を合図に無気力になる男・・・ユーモラスな精神描写が光ります


トカトントン、というのは金槌の音です。「何か物事に感激し、奮い立とうとすると、どこからとも無く、幽かに、トカトントンとあの金槌の音が聞えて来て、とたんに私はきょろりとなり、眼前の風景がまるでもう一変してしまって、映写がふっと中絶してあとにはただ純白のスクリンだけが残り、それをまじまじと眺めているような、何ともはかない、ばからしい気持になるのです…」 主人公の青年はその悩みを書簡という形で某作家に打ち明けます。そして最後にその作家は彼に返信をし助言を与えます。幻聴に苦しむ主人公に救いのこたえは与えられるのか? 太宰治の短編小説であり、幻聴に悩まされる男の悲喜劇が描かれています。オーディオブックでどうぞお楽しみください! (C)青空文庫

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