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進士五十八 日本の庭園の著者【講演CD:都市と緑と農の共生で甦る生命・農・地域】

出版社 暦日会、パワーレクチャー

再生時間 01:17:34

添付資料 なし

販売開始日 2012/5/21

トラック数 3

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

進士氏は造園家として多くのまちづくりに関わる。

この講演では農業の果たす役割が人間環境にとって如何に重要であるかを訴え、21世紀の今、深く考えさせられる内容となっている。

本来、人間は大昔から農業を基本としてきた。

フランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットはベルサイユ宮殿の周りに農村を造りチーズやバターを作ったほどだ。

水戸光圀も農地をつくり耕した。
人間にとって大昔から農村的なものが究極の贅沢だった。

その後、農業を蔑視して人間を土から遠ざけて経済発展してきた。

20世紀は農村を都市化し、工学的に都市をコンクリート化した。

21世紀は都市を農村化して自然を取り戻す時代である。

都市から農地が消えて都市砂漠となり人間性が失われた。

その結果、自殺者が増え、大都市での殺人も増えている。

今の都市社会は人間が生き続けられるかどうかの問題でもある。

農村を救うことは農村のためではなく都市再生や人間再生のためだ。

世界の文明は農村を都市化することで発展してきたが、これを反省し、日本は大きく舵を切って農村を主人公とするまちづくりが必要だ。

これまでのおカネによる経済福祉から暮らしやすい環境福祉が重要になる。

農村の人は土地を知り気候を知りコミュニケーション力など多様な能力を持つ。

農村化するということは沢山の能力を発揮出来る人を育てることでもある。

今の社会は分業化により人間のもつ多くの能力を活かしていないし、人間の身体にある生命力も劣化している。

今後経済発展するには農を重視し、生物多様性のある環境が必要になってくる。

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